タイトルの件、
みなさんはどう思われますか?
昔の私は「そんなのとんでもない!」
と思っていました。
でも、夫との交際中、新婚期間、
セックスレス、セックスレス解消…と
いろいろな時期を経て、
考えが大幅に変わりました。
いや、変わったというより
「気持ちの融通が利くようになった」
という感じでしょうか。
以下は私の経験から感じたことですが
もし興味があれば、読み進めて頂けると嬉しいです。
前戯重視な女性 vs 前戯が面倒な男性
女性は男性に対して
前戯を大切にして欲しいって思いますよね。
前戯がおざなりだと…
形だけちょこっと戯れて、
さっさと挿れる!だなんて
こちらは気持ちも身体も
まだ全然出来上がってないし
そもそも私のことちゃんと考えてくれてるの?
男の性欲に任せてさっさと事を進められるなんて
愛を感じない!
セックスの後もなんだか消化不良感と虚しさを
感じてしまう…
なんて思ったりしますよね。
私自身がまさにそうでした。
当時交際中だった現夫に、
前戯に時間をかけて欲しいと直訴したことも
あったような気がします。
前戯の大切さを夫に理解してもらおうと
こんな本を読んでもらったこともありました。
↑今また読み返したいと思える良い本でした!
そんな私の言動に、夫も応えようと
頑張ってくれてました。
でも…それでも…
正直言って
前戯に大満足した!という経験は
ほぼ無いに等しかったです。
(こんなこと夫には絶対言えませんが)
私たち夫婦は、以前にも書いたように
性に関する話題を気軽に話せません…
当然、セックス中も
ここをこうして欲しい〜
それをもっとして〜
というようなことはあまり言えないんですね。
それがそもそも問題なのですが。
夫は私の要望通り、確かに
前戯に時間をかけるよう心がけてくれてましたが
なんだか私の身体はあまり反応せず、
それが気になって集中できないことも多々。
でもせっかく頑張ってくれているので
そのまま前戯を続けている感じでした。
その頃の私の本音はこんな感じ。
う〜ん…前戯に時間かけてくれてもなんだかそんなに満たされない。
恥ずかしくてあまり細かいリクエストもできない…。
かといって「前戯しなくてもいいよ」なんて言うのは
女としてのプライドが許さないし
「前戯が大切」ということに間違いはないから
そこは勘違いして欲しくない。
なんだかもどかしいですよね(笑)
男性からはクレームがきそうです。
一方、その頃夫はどう思っていたのかというと…
- 正直、前戯は面倒くさい
- どうすれば気持ちよくなってもらえるかわからない
- 自信がない
- 妻がそんなに気持ちよくなさそう…
こんな感じだったそうです。
これって、多くの男性も少なからず
感じたことがあるのではないでしょうか?
中には
「大好きな妻(彼女)とじっくり触れ合って
気持ちよくなってもらえる前戯が大好きだ!!」
という神のような男性もいらっしゃるかもしれませんが、
私の夫のように
「正直面倒だ!」と思っている男性の割合のほうが
多いんじゃないかな…と思います。
女性は、丁寧で愛情を感じられるような前戯を求め
男性は、正直面倒だと思っている。
…すでにこの時点で、
それぞれの気持ちが微妙にすれ違い始めています。
私たち夫婦のセックスレスの原因の1つは
これだったかな…と今になって思うんです。
私は「前戯に満足できない」、
夫は「前戯が面倒」というそれぞれの思いが
セックスに対するマイナスなイメージを
少しずつ作り上げていったのかも…なんて
思うからです。
「前戯」を省略してみた。
その後、長いながーいセックスレスの期間を経て
めでたくセックスレスを解消できた私たち。
解消して数回でまたレス…
なんてことも想定していましたが、
逆に夫との15年程の付き合いの中で
今が一番している!というレベルで
今は夜な夜な励んでいます(笑)
さて、そんな私たち。
現在の前戯はどんな感じかというと…
ほぼ無し!!!
といっても、レスを解消して最初のうちは
一応前戯がありました。
途中で「もっと丁寧に前戯してほしい〜」
と言ったことも確かにありました。
でもなんだか、私自身も
前戯が面倒くさくなってきたんです(笑)
理由はあります。
- 前戯なしでもその後気持ちよくなれる
- 眠いので前戯に時間をかけていられない
- ローションを使えば身体の準備はできる
- お互い無理はしたくない
など。
夫との結婚歴も12年、
私自身も30代半ば…
正直「愛情たっぷりの前戯が欲しい」とも
思わなくなりました。
もし夫の前戯が最高なら話は別ですが(笑)、
夫は前戯が苦手なわけです。面倒なわけです。
その現実を今の私はすんなり受け入れられたのです。
苦手だなー面倒だなー思っている相手に対して、
「それでもして!」と要求するのは
お互い窮屈ですよね。
「面倒だなんて思うなんてひどい!!」
なんてことを思うことがそもそも面倒です(笑)
独身時代とは
年齢も家庭環境も感情も変わります。
日々家事や育児に追われる私にとって、
責任ある仕事に日々取り組む夫にとって、
セックスはお互いが癒される時間でありたい。
それならば、どちらかが我慢したり
無理をするようなことは極力避けたいと
思うようになったんです。
- 形式的に前戯に時間を取る→それならいらない!
- 今日は眠いし疲れてる…→今日はやらない or パパッと時短verで!
- なんだか濡れない、どうしよう…→ローションを使う!
こんな感じで、
無理したり形式に囚われないでもいいや!
と思うようになったら、
お互いにポジティブにセックスを楽しめるようになり
自然と満足度もどんどん上がってきました。
今では
「前戯なんてしなくたって、その後の時間で
しっかり満たされるから大丈夫!」
と思えるほどに…!
もちろん、たまにはたっぷり前戯の時間を取って
新鮮さを味わうのもいいなって思いますが、
普段は無しでも構わないです。
「前戯なし」試す価値はあり
これは私たち夫婦のお話でしたが、
セックスへ抱くお互いのハードルを少し下げて、
抵抗を無くすことも、
セックスレス解消に大いに効果があると思います。
それに「前戯はなくてはならない」という
固定観念みたなものって
捨て去ってみたら案外快適だったりもするんです。
もし前戯に対してどちらかにストレスがかかっているならば、
「前戯しないセックス」を試してみるのも
いいかもしれませんよ。